ツタンカーメン展@上野の森美術館 [*Diary*]
9/16sun・・・母と叔母と3人で、読売旅行の
『ツタンカーメン展』~黄金の秘宝と少年王の真実~と
東京ソラマチ散策と言う日帰りバスツアーに参加して来ました。
先月、叔母が遊びに来たときに、母に「ツタンカーメン展行かない?」と
誘ってるのを聞きつけて、「私も行く!」と割り込んだのです(笑)
古代遺跡などは大好きで、とても興味があります。
特にエジプトは・・・今年になってからも何度かテレビで特集が組まれ
その都度、録画して楽しく見ていました。
エジプト考古学博物館(カイロ博物館)所蔵のツタンカーメンの王墓から発見された
副葬品約50点を含む、古代エジプト王たちの秘宝などファラオの最も栄えた時代の
大変貴重な122点が展示されています。
今回は残念ながら、かの有名な“黄金のマスク”は展示品の中に入っていませんが
日本未公開の秘宝もあり、とても楽しみにしていました。
私達のツアーが上野の森美術館に着いたのは、9時過ぎ。
団体客専用の入口の列に並びましたが、そこは当日券販売所と整理券配布所の
真ん前。どちらもあり得ないほどの行列になっていました
整理券の配布は混雑状況によると書いてありましたが、チケットを持っていても
整理券がないと入館出来ないみたいです。とある女性が、「前売り券を持ってるん
ですけど、整理券もいるんですか?」とスタッフのお兄さんに訊いていましたが
「整理券も必要です!」とキッパリ言われていました。
チケットを持っていても、確実に入館出来ると言う保証ではないんですね。
私達のツアーの団体チケットには、整理券は必要ありませんでした。
入館出来たのは9時半頃。比較的待たずに、ほぼ確実に入館するには
このようなツアーの団体チケットが有効かもしれませんね。
500円払って、音声ガイドを借りました。
このような音声ガイドを借りたのは初めてですが、あまりの混雑に
きっと壁の説明パネルなども読んでいる暇はなさそうだと思い
借りました。主な18点の展示品について、解説してくれます。
入ってすぐのところにツタンカーメンの等身大と言われる立像が
ありましたが、像の高さは155.5cm。
ツタンカーメンはそんなに小柄だったんでしょうか。
展示品は、ツタンカーメンの曾祖母チュウヤの人型棺のような大きなものから
軟膏入れのような小さなものまで、どれもとても煌びやかで繊細な細工や
鮮やかな色彩が施されていて、古代のエジプトの職人さん達の高い技術に
圧倒されるばかりでした。
まばゆいばかりの黄金にも目を奪われましたが、私が1番印象に残ったのは
まるでターコイズの青さを思わせるようなブルー。
材質のところにファイアンスと書いてあったので、もしかしたら鉱物の一種
なのかな?と思っていたんだけど、調べてみたら陶器の技法の1つなんですね。
チェストの装飾や胸飾りなどにも使われていて、目が覚めるような
とてもきれいな青色でした。
ツタンカーメン展のポスターや、HPのトップ画像にも使われている
今回の展示の目玉“ツタンカーメンの棺型カノポス容器”。
カノポス容器とは、防腐処理された王の内臓を納めるための容器。
今回展示の容器には、肝臓が入れられていたとのこと。
容器の内側も見えるように展示されていましたが(もちろん肝臓は入って
ませんよ)、金張りの内側にも細かな彫刻?模様?が施されていて
見入ってしまいました。
(左からチュウヤの棺を守る女神イシスとその姉のネフティス
書と知恵の神トト、ミイラ作りの神アヌビス)
もう1つ気になったのが、スカラベと言う昆虫(↓のライン)。
胸飾りなどにもスカラベの飾りが付いていて、『いったいこの虫はなに?』と
思って見ていました。音声ガイドによるとスカラベとはフンコロガシのこと
だそうです。フンコロガシが丸い糞を転がしている姿が、太陽を運ぶ神を
思わせるところ、糞の中に産みつけられた卵が孵り、幼虫がその糞の中から
出て来るところが再生を意味するそうで、好んで用いられた装飾だそうです。
ツタンカーメン展は、とても面白かったです。
・・・が、心残りがたくさん!!ものすごーーーーーーく混んでいて
ゆっくり見れなかったし、最初の想像どおり壁の解説のパネルなどは
ぜんぜん見れなかった
もっとゆっくりじっくり見たかった。だってこんな機会もうないかもしれないしー。
きっと皆さんそう思って見に行くんですよね。
美術館、博物館などでは、私は結構時間をかけて見たい人なので
人に押されて見るに見れないって言うのは、とても残念です。
皆さん同じ思いだから仕方ないけど!
母も同じように思ったみたいで、「お金半分ずつ出して図録買わない?」と
言われました。もちろん欲しいです!
で、ミュージアムショップに並んで(ここも並びます)買いました。
2,500円也ー。
200ページ超の見ごたえある図録です。
時間のあるときに、ゆっくり見たいと思います。
日本でのツタンカーメン展は、実は2回目の開催です。
1回目は1965年。そのときは“黄金のマスク”が展示されたそうです。
同じツアーに参加した人の中に、1965年のときも見に行ったと言う
年配の男性がいましたスゴイですね!
驚いたことに、今回よりも1965年の展示会のときのほうが、もっともっと
混雑していたそうです。スゴイなぁ~。
最後に・・・
音声ガイドで解説している秘宝のリスト。
①ツタンカーメンの立像
②アメンヘテプ2世の船の模型
③アメンヘテプ3世とティイ王妃の銘入りチェスト
④プタハメスのシャブティ
⑤サトアメン王女の椅子
⑥牛の頭部像
⑦アクエンアテン王の巨像頭部
アテン神を礼拝するアクエンアテン王一家のレリーフ
⑧ネフェルティティ王妃の頭部像
王女の頭部像
⑨チュウヤの人型棺
⑩ライオンの飾りのついた化粧容器
⑪子どものカルトナージュ・マスク
⑫ツタンカーメンの半身像
⑬下エジプト王冠を被ったツタンカーメンの像
上エジプト王冠を被ったツタンカーメンの像
ツタンカーメンの彫像用厨子と支柱付台座
⑭有翼スカラベ付き胸飾り
⑮ツタンカーメンの棺型カノポス容器
⑯ツタンカーメンの黄金の儀式用短剣と鞘
きのう見にいこうか、と思ったがヤメた。
最終日できっと、混雑してるのが予測できたから。
映画を鑑賞することにした。
それが17日。(けいろうの日)
by 333 (2012-09-18 09:26)
★333さん
この連休中はきっとすごい混雑だったで
しょうね(^o^;
行かなくて正解だったかも。
でも開催期間中には是非行ってみて
下さいね!
平日の閉館間際が狙い目らしいですよ。
映画は何を観たんですか?
私は“バイオハザードⅤ”を早く観に行きたいです♪
by KAO (2012-09-19 07:04)
観た映画はねぇ・・・
天地明察 だよ
by 333 (2012-10-08 23:53)
★333さん
天地明察・・・噂のお2人が出ている映画ですね!
私はDVDになってから、観たいと思ってます。
by KAO (2012-10-09 07:02)