あれから・・・そして、これから! [*Diary*]
3/12mon・・・夏奈の中学校の卒業式でした
東日本大震災からちょうど1年が経った前日11日の夜、突然雷が鳴って
雹が降って来たので、なんだかちょっと不安になったりもしたのですが
当日はお天気にも恵まれ、滞りなく卒業式が行われました。
卒業式の会場となった体育館は、震災で損壊してしまったので
昨年の夏頃からずっと補修工事が行われていて、2月の終わりにやっと
工事が終わり引き渡しになりました。
一時は卒業式に間に合うのか心配されましたが、ギリギリ間に合いました
そんな状態だったので、今年度はまったく体育館を使用出来ず
体育は武道場か外。体育館を使うような部活は、被害が少なかった
市の体育館や、小学校の体育館などを借りて活動していました。
夏奈が入っていたバレー部もそう
ときには予約が取れなくて、ママさんバレーが練習している隅っこで
やらせてもらったり、後は運動場でやってましたね。
夏に外で練習していたときなんか、Tシャツや靴下は土埃で真っ黒
顔や手足は日焼けで真っ黒・・・上から下まで真っ黒(笑)
そんな練習もままならない状態だったのに、総体ではすごく頑張って
先輩たちがなかなか行くことが出来なかった中央大会まで行くことが
出来て、母たちも応援で燃え上がりました
部活だけでなく、体育館を使うような行事は他の場所でやるしかなく
合唱コンクールは学年ごとに日を分けて、公共施設のホールで
行われました。ホントなら全学年が体育館に集まって行われるので
ちょっと寂しかったですね。
中学校最後の合唱コンクールは、3年生の部では夏奈達のクラスが
優勝しました。後日、各学年の優勝クラスの中からグランプリが
選ばれるんだけど、それも夏奈達のクラスが獲得しました
体育祭こそ行われましたが、文化祭は行われませんでした。
あの震災後、最初の頃は日に数え切れないほどあった余震も
日を追うごとにだんだん少なくなり、以前と変わらない日常生活を
送っているように思えても、夏奈達にとっては学校行事が縮小されたり
不便なことも多かったちょっと可哀想な1年だったかなと思います。
卒業式で3年間の思い出のスライドを見て、そんなことを思いました。
でも、夏奈も仲良しの友達も「3年生が1番楽しかった」と言います。
受験と言う初めての試練に思い悩むこともあったようですが
クラスメイトに恵まれ、笑顔の絶えない1年でした。
震災後、水道がなかなか復旧しなかったとき、夏奈達の中学校は
給水場所になっていたので、夏奈は毎日そのお手伝いに行きました。
そんなことさえ思い出の1つになっているみたいです。
不便なことも助け合い乗り越えて、成長したことでしょう。
夏奈達のように、クラスメイト全員揃って自分達の学校で
卒業式をお祝いしてもらえたことは、とても幸せで恵まれたことです。
まだまだ大変な生活を強いられている方達を思い、1日も早く
被災地が復興し、心穏やかに生活出来る日が来るよう
祈るばかりです。
卒業式の日、受付で手渡された両親への手紙
これは絶対涙腺決壊間違いなしなので、すぐにバッグにしまい
家に帰ってからこっそり読みました
私立に行きたいって言い張ってごめんなさいって書いてありました。
高校に入学するのがとても楽しみであること、実現したい夢に
向かって頑張りたいとも書いてありました。
卒業式ってつい過去を振り返ってしまうけれど、夏奈のように
未来に目を向けて、気持ちを新たにしたいなと思いました。
部活の顧問の若い女の先生と
ピンクの着物がとっても似合ってキュートでした
右はバレー部の可愛い後輩達がくれたブーケ、左は卒業式で
いただいた黄色いミニバラ
卒業式前夜、お家で前祝
夏奈のリクエストはハンバーグでした
そして当日。
卒業式が終わって帰宅後、2人だけで食べに行ったLunchはステーキ
お店にはクラスメイトのご家族も来ていて。
美味しかったね
夏奈、卒業おめでとう
≪3/17追記≫
あのひのこと――Remember March 11,2011
- 作者: 葉祥明 絵・文
- 出版社/メーカー: 佼成出版社
- 発売日: 2012/03/15
- メディア: 大型本
こんな絵本を買いました。
震災で大好きなおじいちゃんを亡くした「ぼく」のお話です。
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