2012ロンドンオリンピックバレーボール世界最終予選 [*Japan*]
全日本女子バレーボールのオリンピック最終予選が始まりましたね。
東京体育館で5/19sat~27sunまで開催される女子大会には
日本を含む8ヶ国(キューバ、韓国、ペルー、ロシア、セルビア、タイ
チャイニーズタイペイ)が参加していて、4チームがロンドンオリンピック
への切符を手に入れることが出来ます。
この8チームの中で、FIVB世界ランキングが1番上なのが日本で
3位になります。
昨日5/19satの初戦の相手は南米2位のペルー(FIVB世界ランキングは17位)。
日 本 ペ ル ー
3 - 0
(第1セット 25-13/第2セット 25-21/第3セット 25-18)
まずは初戦ストレート勝ち
動きが硬い硬いと言われた1セット目でしたが、ペルー側も緊張して
いたのは同じだったようで、ほぼダブルスコアで先取。
1セット目を先取したことでちょっと安心しましたが、2セット目は苦戦
していましたね。23-21と2点差まで詰められたときには、ハラハラ
しました
ペルー戦では、日立リヴァーレの江畑幸子選手の活躍が目立ったように
思います。江畑はやっぱり全日本のメンバーとして試合に出ている
ときのほうが数倍実力を発揮していると思う。
前に観に行ったVチャレンジリーグの試合のときとは、まるで別人のよう。
表情もキラキラしていた感じ1回しか観に行ってないので、ハッキリは
言えませんが~・・・。
なんか悪いけど、リヴァーレにいるのは勿体ない気がしてきた・・・
やっぱりレベルが高い選手は、同じようにレベルの高い選手とプレー
してこそ生かされると思うから。
江畑好きの私と夏奈は、つい江畑に注目してしまったけれど
名奈ちゃん(岩坂選手)や舞ちゃん(山口選手)、リベロの佐野選手
キャプテンの荒木、名セッターの竹下、それぞれに力を発揮して
勝ちとった初戦白星。観ていて楽しい試合でした
眞鍋政義監督のコメント
初戦でどうなることかと思ったが、3-0で勝ててホッとしている。
(サイドプレーヤーについて)今日は木村のサーブレシーブがあまりよくなかったが
ペルーのサーブが素晴らしかったこともある。
江畑は、スパイクが安定していたし、山口に関してはすべてのプレーで安定していた。
木村沙織選手のコメント
初戦をしっかり勝てて良かった。
それでも、もったいないミスや相手にあげてしまった得点があったので
明日(チャイニーズタイペイ戦)は意識して修正したい。ビデオで見ていた時から
(ペルーの)サーブの良さはリョウさん(佐野)と話していた。実際にサーブが良かった。
特に相手の2番(ミルタ・ウリベ)、14番(エレナ・ケルディベコバ)のサーブが良かったので
嫌なサーブを1回で回せるように心掛けていた。
江畑幸子選手のコメント
初戦ということもあり前半は足が動かなかった。どんなトスでも決めるつもりでプレーした。
(昨年11月の)ワールドカップと比べて、試合の中でミスをせずにどんな時も
トスを呼べるようになったことが成長したところだと思う。
岩坂名奈選手のコメント
最初すごく緊張していたんですけど、今日いいスタートが切れたので、
明日からまた頑張りたいと思います。
(日本の最初の得点は岩坂のブロックポイントだったが)やっぱり身長があるので
高さを生かしたブロックやスパイク、サーブで(チームに)貢献したいと思っているので
それができてすごく良かったです。これからもどんどん(良さを)出していけるように
頑張っていきたいと思います。
(ブロックポイント3本、スパイク決定率50%だった点について)テンさん(竹下)が
すごくいいところで上げてくれたので、決めることができてとてもうれしいです。
自分たちで(五輪出場権を)勝ち取らないといけない大会なので、これからまた
厳しい戦いになると思いますけど、チーム一丸となって頑張りたいと思います。
本日5/20sunの対戦相手は、チャイニーズタイペイ(台湾)。
FIVB世界ランキングは28位。
日 本 チャイニーズタイペイ
3 - 0
(第1セット 25-16/第2セット 25-13/第3セット 25-14)
チャイニーズタイペイの監督は日本人だけあって、日本が目指しているのと同じ
コンビバレーを展開しているとのこと。同じようなプレースタイルだと、闘いにくい
でしょうね。試合前の解説で、チャイニーズタイペイはサーブに力を入れていて
全員がジャンピングフローターサーブを打ち、サーブで相手を崩すとか。
でも実際に試合が始まってみたら、それほどの脅威ではなかったと思います。
それでも1セット目はなかなか点差を広げることが出来ず、またまた観ている
こっちがハラハラ
2セット目からはだんだんに日本のペースになり、3セット目はもう安心して
観ていられました。今日は12名の登録選手全員が試合に出て、全員で2勝目を
勝ちとりました。
眞鍋政義監督のコメント
今日も、ストレートで勝つことができ、ホッとしている。
ですが、今日の1、2セット目や昨日も含め、セットの立ち上がりが非常に悪い。
そこを修正しながら、次の対戦にベストを尽くしたい。
荒木絵里香選手のコメント
3-0で勝ててそこは良かったと思うけど、まだまだ修正しなければいけない
部分があるので、また気を引き締めて頑張りたい。
(ブロックで4得点だったが)相手は高さがないので、もっと出ても良かったと思う。
(12人全員が出場したことについて)選手12名、プラス17人全員で戦っていきたいと
思うので、一戦一戦頑張りたいと思う。
平井香菜子選手のコメント
1セット目のスタートから(日本の)サーブレシーブが返っていたので
速いバレーが展開できるいい流れだった。途中から入っても力を抜いて
プレーすることができた。監督からは1セット目の後半に「行くぞ」と言われた。
昨日のペルー戦はブロックで弾かれることが多かったので
『(ブロックで)最後まで手を残すように』と言われた。
手応えはまだ感じられない。ヨーロッパの選手はもっと高いところから打ってくる
選手が多いが、自分はミドルの中では高いほうではないので、手の出し方
タイミング、もっとプレッシャーがかけられるようなブロックがしたい。
山口舞選手のコメント
出だしはこちらのサーブが入ってもAパス(セッターが動かなくてもトスできる
サーブレシーブ)で返され、相手のコンビ、絡みの攻撃を多くやられてしまった。
複雑なコンビを組まれるとブロックが外れやすくなるが、今日はレシーブの
位置取りが良かった。それでも弾いてしまい、もったいない場面がいくつかあった。
ベンチからも相手のスパイクコースの指示があるので、味方のブロックと抜かせる位置や
(ブロックコースを)締める位置など、約束ごとを確認してディフェンスを固めたい。
タイは両サイドが速い攻撃、コンビに絡んでくるチーム。
高さはないので、速さと絡みに目がついていけるよう、お互い声を掛け合っていきたい。
女子大会2日目を終えて、全体で8試合が終了しましたが、8試合全てが
3セットストレートで勝敗が決まっています。
現在、日本は大会順位1位。この後、タイ、韓国、キューバ、ロシア、セルビアとの
試合がありますが、順位をキープして1位通過でロンドンへの切符を手に入れて
欲しいですね!
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